企業業績はここを見る

銘柄選定に際して、業績の把握は欠かせません。
それをせずして、投資するのは、投機になってしまいます。
基本に返り、業績のいい銘柄、今後よくなるであろう銘柄を将来に向けて、いかに安く仕込んでおくかが 投資パフォーマンスの成否に大きく影響します。
そこで、ビギナーにも分かりやすく業績チェック法をお話しします。

営業利益と1株利益を必ずチェックしましょう

仮に、業績不調にもかかわらず株価が上昇していたら、恐らく裏事情によるものであり、手を出さないのが鉄則です。日経新聞や会社四季報、インターネット等で企業情報を確認すれば分かるように、売上高、経常利益、営業利益、税引利益、1株利益、配当など難しく乾燥した数字がただ整然として並んでいますが、チェックして頂きたいのは、『営業利益と1株利益』です。
これさえチェックできれば株式投資の成功に結びついてきます。もちろん、他の指標も大切ですが、参考程度と割り切って問題ありません。

1株利益が上昇傾向にある銘柄をチェック

1株利益とは、企業が発行している株の1株当りの利益を表す数値です。 企業が発行している株式数は増資がない限り一定ですから、前年度と比較して1株利益が増えている企業は、業績向上。逆に、下降した企業は業績悪化を意味します。
1株利益が上昇傾向をの企業を見つける。これが、銘柄を絞り込む第一の作業です。
なぜ1株利益が重要かと言えば、企業に借入金や不良債権があったり、関連企業の赤字補填などで経常利益や税引後利益が減ることになり、そういった部分も含めて業績を評価するには、何といっても1株利益が有効です。
1株利益を過去数年と比較し、毎年順調に増えているなら問題なく買える銘柄であり、基本的には増えれば増えるほど、期待が持てると言えます。前年度から2倍以上に増えていたら要注目銘柄、1割程度増が理想的です。また、1株利益がマイナスから一転プラスに転じる企業は要注目で、黒字転換や復配企業と同じような企業と判断でき、株価上昇の確率は極めて高くなります。

営業利益は本業の儲け力

銘柄の選定で重要なことは、1株利益が増えていることですが、1株利益も万能ではありません。複雑な要素が絡み合って価格が上下する株式をひとつの指標で判断するのは無理があります。
そこでもう一つチェックしておきたいのが、営業利益です。
営業利益とは、その言葉通り、本業でいくら儲けたかを示してくれる数値です。この数値が増えていればいるほど、本業が好調である証です。この営業利益が増加基調にあることが理想的な形となります。

営業利益は本業の儲け力

1株利益が増えていて、さらに営業利益も増えている。これが銘柄選定の基本的な条件です。間違ってならないのは、1株利益をチェックしてから、営業利益をチェックすることです。営業利益が大幅に増加していても株価が上昇しない銘柄があるので、先に1株利益の増加をチェックすることが重要です。 こうしたプロセスを辿ることで、候補銘柄を絞り込むことが可能になります。この基本作業を行うことが、投資のリスクを減らすことに大きく繋がります。