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こんばんは。aquaです。

 第一展望台の工事のために約2カ月間高さをのばしていなかった東京スカイ
ツリーが、予定では今日は久しぶりに塔体を伸ばし、400メートルを突破し
たはずですが・・・結果はまだ耳にしていません。

 天候などによる工事の中断がなければ、東京スカイツリーは日本一の高さを
408メートル(午前の段階)まで伸ばしているはずで、高さで世界8位の中
央広播電視塔(北京テレビ塔、405メートル)を抜きます。これからは順次
世界のタワーの高さを追い抜いていくことになり、順調に行けば来年春頃には
中国の広州テレビ観光塔の610メートル抜き、世界一の高さに達する予定で
す。

 話は変わりますが、以前ビジネスマンの間でベストセラーになった「失敗学
のすすめ」という本があります。

 「失敗は成功のもと」といいますが、「のど元すぎれば熱さ忘れる」とばか
りに同じミスを繰り返すのが人の常。失敗した嫌なコトは早く忘れてしまいた
いというのが人情です。

 失敗や事故、不祥事に関するニュースが相変わらず多いですが、失敗の責任
追及とは別に、なぜそうした結果を招いたのかを多面的に前向きに分析し、そ
うならないための知識を語り継いでいくのが失敗学です。

 失敗=恥ととらえて隠してしまうのではなく、「災い転じて福となす」の発
想が失敗の連鎖防止のために必要です。「あつものに懲りて膾(なます)を吹く」
だけでは、そこに埋もれた貴重なノウハウを活かすことができません。

 もちろん、失敗を恐れてチャレンジはできません。株式投資におきましても
失敗することは多々起こるかと思います。その際、その失敗の原因を理解し、
同じ過ちを繰り返さないようにすることは非常に重要なことです。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場 <スペシャル版&プライベート・サービス通信>

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.パラドックス

 5.編集後記






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均    9696.02(- 57.25)▼0.59%
◎TOPIX    861.27(-  4.24)▼0.49%

◎売買高概算  18億9435万株
◎売買代金概算  1兆1956億円
◎時価総額  292兆1519億円

◎値上り銘柄数  324  ◎(年初来)新高値 11
◎値下り銘柄数 1232  ◎(年初来)新安値  6
◎変わらず    111

◎騰落レシオ(25日)81.69%

◎サイコロ(日経平均)4勝8敗 ●○●●●●●○○●○● 33.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比+2.12% 75日線比-3.37%
 
◎為替  (対ドル) 87.38  (対ユーロ)113.93

◎出来高上位
 1.三洋電  <6764>  149円(+ 31円)287,716千株
 2.みずほ  <8411>  143円(±  0円)180,282千株
 3.三菱UFJ<8306>  433円(±  0円) 70,958千株
 4.パナソニク<6752> 1077円(- 90円) 49,665千株
 5.郵船   <9101>  358円(+ 17円) 36,788千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.パナソニク<6752> 1077円(- 90円) 53,581百万
 2.キヤノン <7751> 3795円(+ 80円) 44,891百万
 3.三洋電  <6764>  149円(+ 31円) 42,089百万
 4.三井住友 <8316> 2679円(±  0円) 36,757百万
 5.三菱UFJ<8306>  433円(±  0円) 30,874百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1190万株 買い2060万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が前日比57円(0.59%)安の9
696円で取引終了です。

 昨晩のNYダウは米景気の先行きに対する警戒感から39ドル安となり、ま
た昨日は日経平均株価が256円の大幅高した反動が加わり、朝方から売りが
先行。ただ、為替が落ち着いた動きとなっており、下値を売り込む動きは限定
的。売り一巡後は9700円を中心にもみ合う膠着感の強い展開となっていま
す。ファナックやツガミ、コマツなど好業績銘柄の一角が値を上げています。
売買代金は概算1兆1956億円、上海総合指数は14ポイント(0.5%)
高の2648です。

 業種別では、ゴム・海運・ガラス・自動車などが高くなっています。

 個別銘柄では、パナソニック電工がストップ高比例配分、150円高の11
24円と急騰。三洋電機も31円高の149円と26%を超える急騰となって
います。パナソニックが傘下のパナソニック電工と三洋電機を完全子会社化す
るため、両社に対しTOB(株式公開買い付け)を実施すると報じられ、TO
B価格を意識した株価上昇期待からの買いが集まっています。

 現在パナソニックは議決権ベースで三洋電株の50.2%、パナ電工株の5
2.1%を保有しています。尚、引け後にTOB価格はパナ電工1株当たり1
110円、三洋電株1株当たり138円と発表。買収総額は最大8184億円
の見通しです。

 また、パナホームが42円高の554円、パナソニック電工インフォメーシ
ョンシステムズが146円高の2331円、光電センサーのSUNX(サンク
ス)が37円高の544円となるなどパナソニック傘下の銘柄が急伸していま
す。一方、買収資金の調達に最大5000億円規模の増資を実施すると発表し
たパナソニックは一株当たり利益の希薄化懸念から90円安の1077円とな
っています。

 昭和電工が5円高の170円と上昇。13時30分に1~6月期の業績予想
の上方修正を発表し、好感した買いが入っています。連結営業損益は177億
円の黒字(前年同期は228億円の赤字)と市場予想の146億円の黒字も上
回っています。エレクトロニクス業界や自動車業界の生産拡大を受け、電子・
情報分野などが好調です。

 太平工業が26円高の322円と8%を超える上昇。昨日に新日鉄が同社を
連結子会社化すると発表したことが手掛かりとなっています。太平工は新日鉄
が発行済み株式の37.5%を保有する持ち分法適用会社で、2010年度中
をメドに太平工株の4%程度を市場で追加取得するとしています。

 自動車部品と組立てでホンダ向け9割超の八千代工業が41円高の682円
と大幅高。昨日の引け後に2011年3月期の連結最終損益が22億円の黒字
(前期は42億円の赤字)になる見通しと発表。従来予想から6億円上方修正
し、好感した買いが膨らんでいます。同社は燃料タンクやサンルーフといった
自動車部品を生産するほか、ホンダ向けに軽自動車の組立て事業を手掛けてい
ます。また、ホンダ向けを中心に自動車の骨格部品を生産する菊池プレスも7
5円高の1410円と4日連続高。北米や中国向けの売り上げが伸びており、
昨日発表した4~6月期の連結純利益は前年同期比2.5倍となっています。

 尚、日本郵船が17円高の358円、川崎汽船が10円高の378円、新和
海運が4円高の233円となるなど海運株が軒並み高。昼休み時間中に海運主
力3社が年4~6月期決算を発表。併せて11年3月期の連結業績予想を上方
修正し、好感した買いが入っています。

 本日の新高値銘柄は、ザ・パック、日本ゼオン、横浜ゴム、アンリツ、サン
クス、ダイハツ、エクセディ、シマノ、高速、サンリオ・・・等々です。


☆スペシャル版(有料版)、プライベート・サービス通信

 = パナソニック電工がストップ高! =

 本日は、パナソニック電工が150円高の1124円とストップ高比例配分。
約290万株の買い注文を残しての引けとなっています。パナソニック電工に
つきましては、6月23日のスペシャル版にて900円どころが狙い目として
ご紹介し、7月1日には瞬間的に860円まで下落。ここで絶好の買い場を提
供し、ここから上昇開始。昨日まで980円前後で高止まりし、本日一気に上
放れといった株価推移となっています。

 900円前後で仕込まれた方、ここまで値幅にして200円超、率にして2
0%超の上昇となっていますが、本当におめでとうございます!尚、引け後に
TOB価格をパナ電工1株当たり1110円、三洋電株1株当たり138円と
発表しています。



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           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ビギナーの方も、なかなか上手くいかないという方もどうぞご活用ください。


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【2】主な材料                          **
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・パナ、三洋を138円・パナ電工を1110円で来月TOB

・パナソニック、5千億円規模の増資を計画 買収資金調達で

・中途採用求人数、3カ月連続でプラス 転職市場が回復傾向

・7月の中小企業売上DI、3カ月ぶりマイナスに 日本公庫

・小売販売額が6カ月連続で増加 エコカーや薄型TVが好調

・新興国、金の保有量を上積み 外貨準備を分散する動き拡大

・米アマゾン、電子書端末「キンドル」の低価格新機種を投入

・米カリフォルニア州知事、同州の財政めぐり非常事態を宣言

・米景気、一部地域で回復鈍化 FRB、総括判断を下方修正



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【3】主な投資判断                        **
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[メリルリンチ証券]
 引上げ C→A (5108) ブリヂストン    1,450→ 1,800円
 据置き   A (7262) ダイハツ工業   1,200→ 1,400円

[モルガンS三菱UFJ証券]
 引上げ B→A (5110) 住友ゴム       950→ 1,150円
 引下げ A→B (4307) 野村総研      2,900→ 2,200円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   A (4307) 野村総合研究所   2,500→ 2,300円
 据置き   A (6301) コマツ       2,230→ 2,300円
 据置き   A (7296) FCC       2,200→ 2,300円
 据置き   B (4205) 日本ゼオン      620→   680円
 据置き   C (6857) アドバンテスト   2,120→ 2,060円
 据置き   C (6952) カシオ計算機     620→   680円

[シティG証券]

 据置き   A (4151) 協和発酵キリン       1,200円
 据置き   A (4217) 日立化成          2,600円
 据置き   A (5110) 住友ゴム工業        1,030円
 据置き   A (7262) ダイハツ工業        1,230円
 据置き   A (5411) JFE       5,000→ 4,000円
 据置き   B (8601) 大和証券G本社    460→   440円

[野村証券]

 据置き   A (6301) コマツ           2,600円
 据置き   A (6756) 日立国際電気        1,181円
 据置き   A (8316) 三井住友FG        3,900円
 新 規   B (2871) ニチレイ           400円
 引上げ C→B (6857) アドバンテスト       1,968円

[みずほ証券]
 据置き   A (6794) フォスター電機       5,000円
 据置き   C (6857) アドバンテスト       1,000円
 据置き   C (6952) カシオ計算機         560円
 据置き   C (8186) 大塚家具       870→   750円
 据置き   C (8574) プロミス           600円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】パラドックス                        **
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 相場には、「外部からの衝撃に対する即時的な反応」と定義される「ノア効
果」という現象が存在します(これに対して、じわじわと反応するのが「ヨセ
フ効果」)。
 
 投資家は、過去のデータや流れから相場の先行きを予測しようとしますが、
未来においては想定外の事象が潜んでいたり、常に変化しているため、正確な
予測には自ずと限界があります。そのため、予測困難なニュースや想定外の情
報など、未だ織り込まれていない材料に接した場合、投資家はそのニュースに
素早く反応して売買しようとします。

 予想外のニュースに接したときに相場が即時的に反応するため、希望価格で
の売買が困難となります。例えば、何か好材料が出た際に買い気配のまま気配
値ばかり上昇し、当初思った値段よりもかなり高い値段で買い付けしてしまう
場合や、あるいはその反対として急落中に売り出す場合です。

 そのことに絡んで「相場のパラドックス」と言われる現象があります。

 極論ではありますが、例えば、相場に参加している投資家全員がある銘柄の
株価が6カ月後は間違いなく現状よりも高いと予想し、そう予想したほとんど
の人がすぐにその銘柄を買い始めたとします。その結果、6カ月を待たずに、
買いたい人は買い切った状態になり、株価は予想された6カ月後の状況を先取
りしてしまい、市場には新たな買い手が不在になります。

 そうなりますと当然売る人も出てきて、買い手が消えた相場は当初予想に反
して下落に転じてしまい、さらに狼狽売りを誘うということになります。逆も
真なりで、皆が総悲観の中で売りに回るのは大きな危険を伴います。

 こういった現象を昔の人は「人気が一致すると、裏目が出る」と表現し、注
意を促しています。

 このように、未来は予測どおりにいかない上に、皮肉にもその予測のために
反対の結果がでたりします。これは相場の方向が上でありましても下でありま
しても言えることです。



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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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自動車メーカーの生産設備の海外移転が加速、太陽電池に強みを持つパナソニ
ックが三洋の燃料電池事業を取り込み世界的にも稀な創エネ企業を指向するな
ど、日本の産業の構造変化が着実に進行しています。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =4年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2009 http://melma.com/contents/moy2009/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 2年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
 ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は
 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判
 断でなさるようにお願いいたします。


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