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** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 30858.85(+161.89)△0.53% ◎TOPIX 2253.72(+ 22.48)△1.01% ◎売買高概算 19億8478万株 ◎売買代金概算 4兆6793億円 ◎時価総額 796兆7505億円 ◎値上り銘柄数 1418 値下り銘柄数 222 変わらず 19 ◎騰落レシオ(25日) 80.12%(前日比0.80%上昇) ◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 ●〇〇●●●〇〇●〇●〇 50.0% ◎カイリ率(日経平均)25日線比 -2.03% 75日線比 -4.09% ◎為替 (対 ド ル)150.24(前日比0.75円安) (対ユーロ)159.19(前日比1.37円安) ◎売買代金上位(プライム) 1.レーザテク<6920> 25205円(- 605円) 3439億円 2.三菱UFJ<8306> 1257.0円(+ 27.0円) 1799億円 3.三井住友 <8316> 7220円(+ 98円) 926億円 4.トヨタ <7203> 2590.0円(+ 16.0円) 827億円 5.OLC <4661> 4857円(+ 130円) 780億円 ◆相場概況 昨日に294円安となった日経平均株価。本日は161円(0.53%)高 の3万0858円、新興株の値動きを示す東証グロース市場指数は8P(1. 0%)高で834Pです。 昨晩のNY市場は利上げ打ち止め期待からダウは511ドル(1.5%)、 ナスダックは146P(1.1%)の大幅高となりましたが、半導体株指数( SOX)は1.3%安。これを受けて東京市場も朝方からレーザーテックやソ シオネクスト、東京エレクなど半導体関連中心に売りが先行して相場の重石と なり、日経平均は9:14には下げ幅が144円となる場面がありました。 昼からは注目の日銀金融政策決定会合で長期金利の事実上の上限だった1% を「めど」とし、一定程度超えることを容認するとしたことでイベント通過と 材料出尽くし感から一転して買いが優勢となり、プラスに転じています。 業種別では、銀行、保険、証券、食品、水産、不動産、小売などの上げが目 立ち、一方で海運、電力ガス、電機などは下げています。 本日の新高値銘柄は、清水建設、三機工、きんでん、日清製粉、グリコ、山 パン、サッポロ、ローソン、東洋水産、すかいらーく、大阪ソーダ、古河機械、 オルガノ、明電舎、ゆうちょ銀、ゼンショー、イオン、大ガス、吉野家・・・ 等々です。 個別銘柄では、決算発表真っ只中にあって電力インフラやEVモーターなど を手掛ける明電舎が業績上方修正で329円の大幅高で2347円、東京ディ ズニーランド&シー運営のオリエンタルランドも好業績発表で130円高の4 857円。 業績下方修正した通信系計測器のアンリツが悪材料出尽くし感から買いが集 まってストップ高で150.3円高の1122円、中小企業の事業承継などM &A仲介会社のストライクが好業績発表で495円の大幅高で3670円。 他にもソニーが205円高の1万2425円、三井住友FGが98円高の7 220円、羽田空港ターミナルビル大家の日本空港ビルが185円高の663 0円、三越伊勢丹も59.5円高の1694円と値を飛ばしています。 ★ 『 アクア・スペシャル版 』 ★  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ベテランの方も、ビギナーの方も、どうぞご活用ください。 ◆お申込みは・・・ https://www.aqua-inter.com/special/ ◆ ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】鉱工業生産、小売業販売額、中国PMI等 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎雇用動向(9月、前月比) ―――― 失業率 2.6%(前月比0.1低下) ※市場予想 2.6% 求人倍率 1.29倍(前月比 横ばい) ※市場予想 1.30倍 経済正常化に伴う人手不足が影響して失業率は3カ月ぶりに低下。 求人は、原材料高や光熱費高騰の影響を受ける製造業や建設業などで減少し た一方、宿泊業・飲食サービス業で大幅に増加。 ◎鉱工業生産指数(9月速報、2020年=100) ――――――― 103.3(前月比 0.2%上昇) ※市場予想 2.5%上昇 自動車増産で指数は3カ月ぶりに上昇したものの、産業用ロボットや金型、 航空機用発動機部品などが減産となった影響で伸び率は市場予想に届かず。 鉱工業生産の基調判断は「一進一退」で据え置き。 生産計画から算出する予測指数は、10月が前月比で3.9%上昇、11月 が2.8%低下見込み。 ◎小売業販売額(9月速報) ―――――― 13兆3570億円(前年同月比 5.8%増) ※市場予想 5.9%増 全体では19カ月連続のプラス。伸び率は前月(7.0%)を下回りました。 前月比(季節調整後)では0.1%減。 小売業の基調判断は「上昇傾向」で据え置き 尚、業態別大型小売店の月間販売額および前年比増減率は下記のようになっ ています。※増収率が大きい順。 ドラッグストア 7015億円 10.2%増 百貨店 4560億円 8.1%増 コンビニ 1兆0617億円 4.0%増 スーパー 1兆2525億円 3.7%増 家電量販店 3764億円 0.4%減 ホームセンター 2547億円 0.9%減 ※前月から伸びが拡大したのはドラッグストアのみ。 ◎新設住宅着工戸数(9月) ―――――――― 6万8941戸(前年同月比 6.8%減) ※市場予想 4.0%減 4カ月連続の減少で、前月に続き市場予想よりも大きな落ち込み。 (内訳)持家 1万9527戸 12.3%減 22カ月連続減少 貸家 2万9735戸 1.9%減 2カ月連続減少 分譲 1万9266戸 7.3%減 4カ月連続減少 ◎消費動向調査(10月) ―――――― 消費者心理を示す消費者態度指数 35.7(前月比 +0.5) 消費者態度指数は3カ月ぶり上昇。指数を構成する4項目のうち、雇用環境 を除く3項目(暮らし向き、収入の増え方、耐久消費財の買い時判断)が改 善。 消費者心理の基調判断は「改善に向けた動きに足踏みがみられる」で据え置 きです。 ◎中国PMI(国家統計局、10月) ――――― 製造業 49.5(前月比 -0.7) ※市場予想 50.2 非製造業 50.6( 〃 -1.1) ※ 〃 52.0 総合 50.7( 〃 -1.7) PMIは50が景況判断の分岐点。製造業PMIは前月比横ばいとの市場予 想に反して再び50割れ。国慶節連休や祝日前の一部需要の前倒しの影響が 出たとの見方。 非製造業PMIは、不動産の不振で前月から低下したものの、大型連休によ る人流増が追い風となり50の水準は維持。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】日銀の経済・物価見通し ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 金融政策決定会合の結果と同時に本日公表した「経済・物価情勢の展望」( 展望レポート)で、日銀は成長率と物価の見通し(対前年度比、見通しの中央 値)を下記のように修正しました。 【成 長 率】 今回(10月) 前回(7月) 2023年度 +2.0% ← +1.3% ※上方修正 2024年度 +1.0% ← +1.2% ※下方修正 2025年度 +1.0% ← +1.0% ※据え置き 【物価上昇率】 今回(7月) 前回(4月) 2023年度 +2.8% ← +2.5% ※上方修正 2024年度 +2.8% ← +1.9% ※上方修正 2025年度 +1.7% ← +1.6% ※据え置き 日銀は日本経済について、今年度の成長率見通しを上方修正した一方、来年 度については下方修正。 当面は「緩やかな回復を続ける」との見方を変えず、先行きについても「潜 在成長率を上回る成長を続ける」との見方を維持しました。ちなみに日銀は今 年度の成長率が上振れた理由として「輸入の減少等」をあげています。 消費者物価(除く生鮮食品)については「輸入物価の上昇を起点とする価格 転嫁」が想定を上回ってすすんでいることや「このところの原油価格の上昇の 影響等」を理由に上振れているとしています。 尚、日銀は「消費者物価指数(除く生鮮食品)の前年比上昇率の実績値が安 定的に2%を超えるまで」量的緩和を続ける方針です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【4】編集後記 aqua@aqua-inter.com ――――――――――――――――――――――――――――――――――― YCCの修正に加え今後の動向しだいでは短期金利のマイナス金利の解除も日 銀の検討議題になってくる可能性があります。尚、10月3日や26日の為替 市場で円相場が乱高下する場面がありましたが、今晩7時発表の10月の為替 介入実績で介入があったかどうかが明らかになります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 17年連続受賞 = ◎まぐまぐ大賞 2022  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 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