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こんにちは。ａｑｕａです。

　米半導体大手のエヌビディアは株式市場で「生成ＡＩ（人口知能）」ブーム
のけん引役を担い、昨年末から昨日終値まで株価は３．２倍と、同期間のナス
ダック指数の上昇率（３１％）を大幅に上回っています。

　昨日終値ベースの時価総額は１兆１２８０億ドル（約１６３兆５６００億円
）と、米上場企業でアップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾンに
次ぐ第５位で、テスラやメタ・プラットフォームズ、バークシャー・ハザウェ
イなども上回り、日本企業トップのトヨタ自動車の４．２倍ほどとなっていま
す。

　エヌビディアの昨日終値ベースの予想ＰＥＲは約６７倍と、比較的高めです
が、高成長が期待されているゆえです。

　２０２８年のＡＩ向け半導体の市場規模は２１年比で１２倍に急拡大すると
予想されており、同分野で８割超のシェアを占める同社は市場拡大の恩恵を最
も享受できる企業であるだけに市場の期待が高くなりがちです。

　エヌビディアの５～７期決算については市場の期待値が高く、それだけに期
待値をクリアできるかどうかについては慎重な見方もありましたが、２３日の
取引終了後に同社が発表した５～７月期決算は売上高が前年同期比で約２倍、
純利益が同９．４倍と、市場予想を軽く上回って見せ、先行きの見通しも市場
予想を上回り、新たに２５０億ドル（約３兆６２５０億円）の自社株買いも発
表しました。

　これを受けて時間外取引でエヌビディアの株価は２３日終値比で６％超の大
幅高となり、さらに本日の東京市場では半導体関連やＡＩ関連銘柄を物色する
動きが強まりました。※下記相場概況参照。




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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．白物家電出荷額、海外投資家動向

 ３．８月の株式分割銘柄





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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　３２２８７.２１（＋２７６.９５）△０.８７％
◎ＴＯＰＩＸ　　２２８６.５９（＋　　９.５４）△０.４２％

◎売買高概算　　　１１億１０５０万株
◎売買代金概算　　　２兆９０８４億円
◎時価総額　　　８１０兆４１６７億円

◎値上り銘柄数　１１５３　　値下り銘柄数　６１０　　変わらず　７１

◎騰落レシオ（２５日）　１０７.８０％（前日比４.４３％低下

◎サイコロ（日経平均）　７勝５敗　〇●〇●〇●●●〇〇〇〇 ５８.３％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比 －０.１５％　７５日線比 ＋０.５８％

◎為替　　（対 ド ル）１４５.０３（前日比０.３５円高）
　　　　　（対ユーロ）１５７.６５（前日比０.３９円安）

◎売買代金上位（プライム）

 １.レーザテク＜６９２０＞　２２２１５円（＋ 　７８５円） ２２００億円
 ２.アドバンテ＜６８５７＞　１９６６０円（＋　 ３１０円） １４７７億円
 ３.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞ １１４１.０円（＋　１２.０円）　 ７２６億円
 ４.ソフバンＧ＜９９８４＞　　６７８０円（＋ 　１７７円） 　６４６億円
 ５.東京エレク＜８０３５＞　２１７５０円（＋　 ６８５円）　 ６２５億円



◆相場概況

　本日の日経平均株価は４日連続高。昨日の１５４円高に続いて２７６円（０
．８７％）高の３万２２８７円、新興株の値動きを示す東証グロース市場指数
は３Ｐの小幅安で９５０Ｐです。

　注目の米エヌビディアの好決算を受けて昨晩のＮＹ市場はインテルやＡＭＤ
などの半導体株が軒並み高。ＮＹダウは１８４ドル（０．５％）高、ナスダッ
クは２１５Ｐ（１．５％）高となり、東京市場も朝方から東京エレクやイビデ
ン、レーザーテックなど半導体関連中心に買いが先行。石油、建設、情報通信
などにも買いが入り、引けにかけてジリジリと上げ幅を広げています。

　業種別では、石油、建設、情報通信、電機、機械、銀行などの上げが目立ち、
一方でゴム、自動車、空運などは下げています。

　個別銘柄では、エヌビディアの好決算を受けて半導体関連でソフトバンクＧ
が１７７円高の６７８０円、インテル向けＩＣパッケージのイビデンが５８９
円高の８９１３円と値を飛ばして昨年来高値更新、先端半導体向けマスク欠陥
検査装置のレーザーテックも７８５円高の２万２２１５円、東京エレクも６８
５円高の２万１７５０円。

　半導体、電子部品向け切断・研削・研磨装置で世界首位のディスコが１１３
５円高の２万７９３０円、半導体やＦＰＤ等の製造装置メーカーの芝浦メカト
ロニクスが１０８０円高の２万３７２０円。

　原油・ガス開発生産国内最大手のＩＮＰＥＸが２７．５円高の２０１７円と
２０００円台乗せ。インバウンド関連で羽田空港ターミナルビル大家の日本空
港ビルが２７円高の７００２円と連日で上昇、三越伊勢丹も３．５円高の１７
２６円。

　他にもインバウンド関連で博多ラーメン店「一風堂」の力の源ＨＤが１２５
円高の２３４５円、ロート製薬が３日連続高で６７円高の３８０２円と値を上
げています。

　本日の新高値銘柄は、五洋建、世紀東急、大和ハウス、関電工、森永菓、森
乳、山パン、味の素、クスリのアオキ、イビデン、ロート、三井金、ディスコ、
三菱重、京都銀、名古屋銀、中電、関電・・・等々です。



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【２】白物家電出荷額、海外投資家動向　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎白物家電出荷額（７月、前年同月比）
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　全体　　　２４２９億円　１４．２％減　　３カ月ぶりマイナス

　出荷額の大きなルームエアコンや冷蔵庫、洗濯機はいずれもマイナス。意外
　な伸びとなったのはホットプレート（８２．４％増）やヘアドライヤー（３
　４．４％増）。

　尚、データを集計した日本電機工業会では、全体の出荷額が減少した理由と
　して「巣ごもり需要の反動、製品価格の上昇による消費者マインドの冷え込
　み、外出機会の増加によるサービス消費へのシフト」をあげています。





◎対内証券投資・株式・週間（財務省統計）※カッコ内は前週の動向
　――――――――――――
　８月１３日～８月１９日

　海外投資家　－７４０７億円（＋２２６０億円）　　　２週ぶり売り越し




◎投資部門別の売買状況・週間（東証統計）※カッコ内は前週の動向
　―――――――――――――
　８月１４日～８月１８日（日経平均１０２２円安　　　２週ぶり下落）

　個人投資家　　＋３５５８億円（－２３９５億円）　　２週ぶり買い越し
　海外投資家　　－７４１５億円（＋１７９９億円）　　８週ぶり売り越し
　事業法人　　　＋３２１０億円（＋１４３０億円）　　７週連続買い越し
　信託銀行　　　－１０６７億円（－２７１９億円）　　４週連続売り越し

　※事業法人は企業の自社株買い等、信託銀行は年金資金等の売買動向を反映。




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【３】８月の株式分割銘柄　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　８月末に株式分割を行う銘柄をご紹介させていただきます。権利付き最終売
買日は２９日（火）、翌３０日（水）が権利落ち日（分割後の株価で売買）と
なります。


　コード　　（市場）　銘柄名　　　　　分割比率　　　　※本日終値

　２６７０　（東Ｐ）　ＡＢＣマート　　　１対３　　　　７８４７円

　２７２６　（東Ｐ）　パルグループ　　　１対２　　　　４１１０円

　３３９９　（東Ｓ）　山岡家　　　　　　１対２　　　　６７２０円

　３９７７　（札Ａ）　フュージョン　　　１対２　　　　１０５４円

　４３３３　（東Ｐ）　東邦システム　　　１対１．５　　１８２７円

　４５７７　（東Ｐ）　ダイト　　　　　　１対１．１　　２４４１円



　１株を２株に分割する１対２の株式分割の場合、権利付最終売買日の終値が
２０００円であれば、権利落ち後の理論株価は２０００円÷２＝１０００円と
なります。

　ただ、実際の相場では「材料」や「投資家心理」「需給」といった要素が加
わりますので、権利落ち後の株価が理論株価とイコールになることはほとんど
ありません。




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【４】編集後記                           　 　　　 aqua@aqua-inter.com
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市場が注目する米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム（ジャクソン
ホール会議）は本日から始まりますが、メインイベントは現地２５日午前１０
時０５分（日本時間２５日午後１１時０５分）開始予定のパウエルＦＲＢ議長
の講演です。

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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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