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通貨安の防衛策として中央銀行は金利を引き上げますが、トルコのエルドア ン大統領は持論として利上げを拒絶しており、本来中立であるべきトルコ中銀 がエルドアン大統領を忖度(そんたく)し素早く対応しなかったことがトルコ リラ急落のもう一つの要因です。 ただ、市場はすでに落ち着きを取り戻しています。トルコショックで10日 (金)のNYダウは196ドル安となり13日(月)も125ドル安と続落し ましたが、先週末17日のNYダウはトルコショックが発生する前の水準を1 60ドル上回っています。 一方の日経平均株価は、トルコの問題が浮上する前(9日)の水準(2万2 598円)を現時点で400円ほど下回っていますが、これは中国景気の悪化 懸念に伴う中国株の下落が相場の重石となっているためです。 …………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ] …………………………………………………………………………………………… 1.今日の相場 2.主な投資判断 3.本日の経済指標等の結果 4.ブラックスワン指数 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】今日の相場 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 22199.00(- 71.38)▼0.32% ◎TOPIX 1692.15(- 5.38)▼0.32% ◎売買高概算 9億8322万株 ◎売買代金概算 1兆6766億円 ◎時価総額 628兆0055億円 ◎値上り銘柄数 482 ◎(年初来)新高値 9 ◎値下り銘柄数 1550 ◎(年初来)新安値 158 ◎変わらず 71 ◎騰落レシオ(25日) 89.95%(前日比7.93%低下) ◎サイコロ(日経平均) 4勝8敗 〇●〇●●●●〇●●〇● 33.3% ◎カイリ率(日経平均)25日線比 -1.33% 75日線比 -1.21% ◎為替 (対 ド ル)110.58(前週末比0.12円高) (対ユーロ)126.27(前週末比0.20円安) ◎出来高上位 1.みずほ <8411> 193.9円(+ 0.3円) 5901万株 2.フィンテク<8789> 118円(- 3円) 5122万株 3.三菱UFJ<8306> 673.2円(+ 2.2円) 3347万株 4.マネックス<8698> 519円(+ 18円) 1257万株 5.ヤフー <4689> 391円(- 6円) 1225万株 ◎売買代金上位 1.任天堂 <7974> 36670円(+ 1230円) 774億円 2.日経レバE<1570> 19630円(- 140円) 682億円 3.ソフトBK<9984> 9984円(- 36円) 372億円 4.トヨタ自 <7203> 6760円(- 43円) 266億円 5.ユニファミ<8028> 10230円(- 1300円) 262億円 ◆相場概況 本日の東京マーケットは、日経平均株価が71円(0.32%)安の2万2 199円で取引終了です。 週末のNYダウは110ドル高となりましたが、円相場が1ドル=110. 50円前後とやや円高に振れたことを嫌気して朝方は小安いスタート。週内2 2~23日に開催される注目の米中貿易交渉を控えて買い手控え気分は強く、 ほぼ終日様子見ムードの強い展開となっています。東京都の老朽マンション建 て替え促進制度で不動産株の一角が上昇しています。売買代金は1兆6766 億円と低水準、上海総合指数は29ポイント(1.1%)高の2698です。 業種別では、不動産、石油、銀行などが高く、一方で非鉄、海運、商社、情 報通信、精密、電機などが下げています。 個別銘柄では、三井不が47円高の2496円、住友不が37円高の373 7円、三菱地所が16.5円高の1805.5円となるなど不動産株が上昇。 東京都の老朽マンション建て替え促進制度が2019年度に創設されると報じ られたことに加え、外資の不動産ファンドが日本での投資を一段と拡大すると 報じられたことも不動産市場の活況を期待させ、好感した買いが入っています。 任天堂が1230円高の3万6670円と値を飛ばしています。中国当局の ゲーム販売規制を嫌気して16日には年初来安値3万3730円まで下落して いましたが、中国での売上げが全体の収益に占める比率は低く、影響は軽微と の見方から見直し買いが入っています。同社株の高値は1月22日の4万99 80円で安値まで値幅にして1万6250円、率にして32%の下げとなって います。 首都圏を中心に保育所・児童館などを展開するグローバルGが178円高の 2146円と大幅高で年初来高値更新、主力の戸建関連事業が好調のオープン ハウスが310円高の5720円と大幅高。 歌手等のファンサイト運営を手掛けるエムアップが107円高の2302円、 工業炉トップの中外炉工業も117円高の2829円と大幅高、ハウスウェデ ィングでパイオニアのテイクアンドギヴは78円高の2009円と値を飛ばし ています。 本日の新高値銘柄は、アステラス薬、アルファシステムズ、グローバルG・ ・・等々です。 ┏━━━━━━━━━━┓ ┃アクア・スペシャル版┃ ~ 株 式 投 資 の 指 針 ~ ┗━━━━━━━━━━┛ (詳細)https://www.aqua-inter.com/special/ ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な投資判断 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ [JPモルガン証券] 引下げ A→B(4042)東ソー 2,660→ 2,000円 [SMBC日興証券] 据置き A(3415)TBASE 1,400→ 950円 据置き A(6754)アンリツ 1,870→ 1,920円 [三菱UFJMS証券] 引上げ B→A(3288)オープンハウス 6,300→ 7,500円 引上げ B→A(4385)メルカリ 5,000→ 4,600円 据置き A(5020)JXTG 1,000→ 1,070円 据置き A(5713)住友鉱山 6,060→ 5,370円 据置き A(6503)三菱電機 1,900→ 1,800円 [みずほ証券] 据置き A(2607)不二製油 4,200→ 4,370円 据置き A(4202)ダイセル 1,750→ 1,700円 引上げ B→A(6723)ルネサス 1,150→ 1,000円 引上げ C→B(6474)不二越 4,650→ 4,650円 [大和証券] 据置き 2(1951)協和エクシオ 2,300→ 3,300円 据置き 2(6701)NEC 4,060→ 3,350円 据置き 2(8410)セブン銀行 370→ 380円 据置き 2(9984)ソフトバンク 11,350→11,920円 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記 ※投資判断を再開した場合は新規と記載 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】本日の経済指標等の結果 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎コンビニ売上高 ――――――― 7月の主要コンビニエンスストア売上高は、既存店ベースで前年比0.1% 増とわずかながら2カ月連続のプラス。 西日本の大雨が客足に影響を及ぼし来店客数は前年比1.8%減少。一方、 全国的に気温が高かったことから飲料やアイスクリーム、冷し麺などの夏物 商材が好調で平均客単価は前年比1.9%増となっています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【4】ブラックスワン指数 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 白鳥の色は白、そのことを疑う者などいなかった昔の西洋で、オーストラリ ア大陸の発見と同時にそこには黒い白鳥(コクチョウ)が存在することが分か り、白鳥は白いという常識はある日突然常識ではなくなってしまいます。 この逸話に由来する「ブラックスワン」は、ありえない事象、誰も予想しな かった事象の比喩として金融市場で使われており、予測しえなかった事象が引 き起こす「大惨事」の意味も含まれています。 ところで、米ボラティリティ・インデックス(VIX)は、市場の不安が強 まると上昇する傾向があり、「恐怖指数」として知られています。 恐怖指数と似た指標に「スキュー指数」があります。※SKEW(スキュー )は「ゆがみ」を意味します。 VIXとスキュー指数はともにS&P500種株価指数を対象としたオプシ ョン価格から算出されますが、VIXが足元の相場状況を反映するのに対し、 スキュー指数は投資家の相場急変に対する備え(ヘッジ)需要が高まると上昇 するという構造上の違いがあります。 トルコショックに揺れた13日のNY市場で、VIXは7月6日以来の高値 をつけました。一方、ヘッジための株式オプションの売買増加で上昇するスキ ュー指数は、13日に159まで上昇し過去最高値を更新しています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【5】編集後記 aqua@aqua-inter.com ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 序文で中国株の下落に触れましたが、先週の上海株は5日連続で下落し年初来 安値を更新、2016年1月28日以来およそ2年7カ月ぶりの安値をつけて います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 12年連続受賞 = ◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2017  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 10年連続で『総合大賞』 06年~08年はマネー部門賞第1位 → http://melma.com/contents/moy2017/ ◎まぐまぐ大賞 2017  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 株式資産運用部門 第4位 → http://www.mag2.com/events/mag2year/2017/ ====================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判 断でなさるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身に てお願いいたします。→ http://www.aqua-inter.com/mailmag/list.html ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さ い。 → http://www.aqua-inter.com/ ●当メールマガジンに掲載された記事を許可なく転載すること及び第三者への 転送を含む再掲示を禁じます。 ====================================================================== 発行:アクアリンクス株式会社 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