朝刊・夕刊と毎日2回、新鮮な情報をお届けしています。株式投資の参考にご利用ください。
――――――――――――――――――――――――――――――――――― ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ ~ 相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育つ ~ ┗━━━━┛ 『アクア・スペシャル版』 ◎お申込み・詳細は・・・ https://www.aqua-inter.com/special/ 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━ http://www.aqua-inter.com/ ◎ ハロー株式 ◎ 2020/04/17 夕刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・ こんにちは。aquaです。 街やネットの書店では、フランスのノーベル文学賞作家、アルベール・カミ ュが1947年に発表した小説「ペスト」がよく売れ、映画配信サービスでは 2011年公開のハリウッド映画「コンディション」が新作に交じり視聴ラン キング上位となっています。 前者は、ペストの感染拡大で街が封鎖され、その中でそれぞれの事情でペス トと闘い行動する人々の姿を描き、後者はパンデミックの恐怖をリアルに描い た作品で、どちらも現実社会で進行中の事象と重なります。 ところで、トランプ米大統領は16日の記者会見で、経済活動を再開させる ための指針を発表しました。 指針は、新たな感染者の数が14日間にわたって減少するなどの条件を満た した場合に、3つの段階に分けて経済活動を再開するというものです。 第1段階では、仕事は可能な限りテレワーク(在宅勤務)を続け、客同士の 距離を厳しく管理して保つことを条件に飲食店などの再開を認める一方、10 人を超える集会や不要不急の旅行を避けるよう求め、学校は休校のままとしま す。 第2段階で、学校が再開、旅行なども認められる一方、50人を超える集ま りは引き続き避けるよう求められます。 第3段階で、多くの制限が取り除かれ、ほぼすべての経済活動が再開します。 尚、実際にいつ、どのように経済活動を再開させてゆくかについては、各州 の知事の判断に委ねられます。 …………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ] …………………………………………………………………………………………… 1.今日の相場 2.主な投資判断 3.本日の経済指標等の結果 4.疫病を避けるように ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】今日の相場 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 19897.26(+607.06)△3.15% ◎TOPIX 1442.54(+ 20.30)△1.43% ◎売買高概算 14億0905万株 ◎売買代金概算 2兆6104億円 ◎時価総額 546兆4722億円 ◎値上り銘柄数 1063 ◎(年初来)新高値 46 ◎値下り銘柄数 1034 ◎(年初来)新安値 1 ◎変わらず 71 ◎騰落レシオ(25日)114.92%(前日比8.77%上昇) ◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ●〇〇〇〇●〇●〇●●〇 58.3% ◎カイリ率(日経平均)25日線比 +7.63% 75日線比 -7.14% ◎為替 (対 ド ル)107.72(前日比0.10円高) (対ユーロ)116.84(前日比0.38円高) ◎出来高上位 1.みずほ <8411> 121.5円(+ 1.6円)10446万株 2.日経Wイン<1357> 1055円(- 68円) 9366万株 3.三菱UFJ<8306> 412.9円(+ 4.6円) 7141万株 4.ソフバンG<9984> 4735円(+ 305円) 6628万株 5.野村原油 <1699> 143円(- 1円) 3788万株 ◎売買代金上位 1.ソフバンG<9984> 4735円(+ 305円) 3118億円 2.日経レバE<1570> 15260円(+ 850円) 2487億円 3.日経Wイン<1357> 1055円(- 68円) 998億円 4.ファストリ<9983> 50880円(+ 3000円) 829億円 5.任天堂 <7974> 46830円(- 170円) 799億円 ◆相場概況 本日の日経平均株価は3日ぶりに上昇、607円(3.15%)高の1万9 897円で取引終了です。 昨晩のNYダウは33ドル高でしたが、トランプ大統領が新型コロナウイル スの感染者が少ない地域から経済活動の再開を認める指針を示したことを好感 して時間外取引で米株価指数先物が上昇。 東京市場も朝方から買いが先行し、米ギリアド・サイエンシズが開発した抗 ウイルス薬「レムデシビル」の臨床試験で新型コロナウイルスに感染した患者 が急速に回復していると報じられたこともコロナ収束への期待感を高め、引け にかけて上げ幅を拡大しています。売買代金は2兆6104億円、上海総合指 数は日本時間が15:12現在24ポイント(0.87%)高の2844です。 業種別では、海運、自動車、非鉄、鉄鋼、電機、精密、機械、不動産などの 上げが目立ち、一方で陸運、水産、紙パ、食品などは小安いです。 個別銘柄では、衛生白衣大手のナガイレーベンが109円高の2716円。 新型コロナウイルス対策支援としてアイソレーションガウン(医療用ガウン) の生産を開始すると発表。医療現場ではアイソレーションガウンなど医療資材 不足が深刻です。 ソフトバンクGが305円高の4735円。香港市場で中国の電子商取引最 大手のアリババ集団の株価が5日連続高となっており、アリババ株を保有する SBGに含み益拡大を好感した買いが入っています。 精密減速機のハーモニックが260円高の4930円。半導体受託生産大手 の台湾積体電路製造(TSMC)が昨日に好決算を発表しており、また米国の 経済活動の再開方針もあり、業績向上を期待した買いが入っています。 半導体・電子部品向け切断・研削・研磨装置で世界首位のディスコが570 円高の2万4570円。20年3月期の連結営業利益が360億円程度になる 模様と報じられ、前期の386憶円から極端に落ち込まないことから半導体需 要の底堅さによる先行き業績拡大を期待した買いが入っています。 リクルートが154.5円高の2918.5円と大幅高。トランプ大統領が 新型コロナウイルスの感染者が少ない地域から経済活動の再開を認める新指針 を発表。求人検索サイトの米インディードを傘下に持つリクルートの収益が向 上するとの期待から買いが入っています。 その他、オンライン診療システムを開発できるプラットフォームを提供する と発表したオプティムが昨日の175円高に続いて38円高の2473円、コ ロナ対策で抗ウイルスフィルムへの引き合いが急増しているリケンテクノスが ストップ高で80円高の461円。 コロナ対策で除菌消毒サービスを始めると発表した「きちりHD」がストッ プ高で100円高の618円、ブイキューブとバーチャル株主総会で協業する ことを発表したアステリアが連日のストップ高で80円高の540円です。 本日の新高値銘柄は、エムスリー、神戸物産、SBテクノ、オカモト、東ガ ス、日本マクドナルド、メドレー、メルカリ、Jストリーム・・・等々です。 ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ 【 アクア・スペシャル版 】 ┗━━━━┛ 有望銘柄や投資のノウハウ等 お役立ち情報満載! https://www.aqua-inter.com/special/ ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な投資判断 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ [クレディS証券] 据置き B(9843)ニトリ 15,800→16,700円 [野村証券] 据置き A(1801)大成建設 5,220→ 4,120円 据置き A(1802)大林組 1,460→ 1,150円 据置き A(1812)鹿島 1,950→ 1,540円 据置き A(5233)太平洋セメ 3,400→ 3,150円 据置き A(9437)NTTドコモ 3,400→ 3,710円 据置き B(2809)キユーピー 2,500→ 2,200円 据置き B(5232)住友大阪 4,380→ 3,570円 据置き B(9722)藤田観光 2,650→ 1,950円 [SMBC日興証券] 据置き A(6758)ソニー 8,600→ 8,500円 引上げ B→A(6952)カシオ計算機 1,400→ 2,500円 据置き B(6755)富士通ゼネラル 2,000→ 1,800円 据置き C(6753)シャープ 700→ 650円 [三菱UFJM証券] 据置き A(2471)エスプール 1,100→ 850円 据置き B(4091)大陽日酸 2,320→ 1,870円 据置き B(7545)西松屋チェーン 810→ 780円 据置き B(9843)ニトリ 16,800→17,000円 引下げ B→C(4183)三井化学 3,000→ 1,540円 [みずほ証券] 据置き A(8273)イズミ 5,600→ 5,100円 据置き B(3046)ジンズ 6,800→ 5,450円 据置き B(8016)オンワード 650→ 380円 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記 ※投資判断を再開した場合は新規と記載 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】本日の経済指標等の結果 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎中国GDP ――――― 中国の国家統計局が発表した20年1~3期の国内総生産(GDP)は、前 年同期比年率換算で6.8%減少しました。 前四半期(19年10~12月期)の6.0%増から大幅に落ち込み、四半 期ベースのGDPの公表が始まった1992年以降で初のマイナス成長とな りました。※市場予想よりもやや大きな落ち込み。 ◎その他の中国経済指標 ※増減率は前年比・カッコ内は市場予想 ―――――――――― ・工業生産高 1~3月 8.4%減(予10.0%減) 1~2月:13.5%減 3月 1.1%減(予 6.2%減) ・小売売上高 1~3月 19.0%減(予12.5%減) 1~2月:20.5%減 3月 15.8%減(予10.0%減) ・固定資産投資(工場やマンション建設などを反映) 1~3月 16.1%減(予15.0%減) 1~2月:24.5%減 ◎鉱工業生産指数 ――――――― 2月の鉱工業生産指数(確報値)は前月比0.3%低下の99.5と、速 報値(100.2)から下方修正されました。 製造工業稼働率指数は1.8%低下の95.6となっています。 ◎第3次産業活動指数 ――――――――― 2月の第3次産業活動指数は前月比0.5%低下の101.4で、4カ月ぶ りに低下しました。 第3次産業活動の総括判断は前月までの「足踏みがみられる」から「足踏み のなかに弱さがみられる」に改定されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【4】疫病を避けるように ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ アメリカの個人投資家(デイトレーダー)として知られたゲイリー・スミス が投資について語った言葉をいくつかご紹介させていただきます。 ◎「10万ドルの元手で取引するとき」と「1万ドルのとき」と同じ方法では ダメなのだということがトレーディング初心者にはわかっていない。少額の 投資であれば積極的に攻めるのは簡単である。元手が増えた時であれば資本 を増やすより資本を減らさないようにすることがより重要になってくる。 ◎私はレバレッジが嫌いでどんなことがあっても避けるようにしている。十分 に資本を持っているか、あるいはもうレバレッジが必要ないくらい元手を貯 めたら、どんなことがあっても疫病を避けるようにレバレッジを避けた方が 良い。 ◎大物トレーダーはお金のために取引をしているのではないという話を良く耳 にするが、これはナンセンスである。こうした大物は多額の富を築いたので 鷹揚な意見を述べる贅沢が許されるのだ。しかし、彼らが駆け出しのころは 100%お金のために取引をしていたことは間違いない。 ◎私のトレーディング哲学は、投資資本を時間をかけてシステマティックに規 則正しく蓄積して殖やしていくことである。元手を一挙に殖やそうという無 謀な考えは抱いたことはない。 ◎私が勝者になったのは月ベースで損を出さないようにすると言う目標を立て たあとのことである。年月がたてば毎月の稼ぎの蓄積がトレーディングで生 計を立てるという大きな成功と夢の実現につながるだろう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【5】編集後記 aqua@aqua-inter.com ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 日本は縛りをきつくして(非常事態宣言を全国に拡大)、アメリカは縛りを緩 めるビジョン(経済活動再開への指針)を見せました。フェーズ(段階)の違 いがあるとしても、好対照です。中国のGDPは悪化しましたが、過去の数字 であり、すでに織り込み済み。「不景気の株高」の言葉どおり、マーケットは その後の回復を見越しています。尚、世界的には、特に米連邦準備理事会(F RB)は過去に例を見ないほどのスケールで資金を供給しており、超過剰流動 性相場がやってくるかもしれません。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 14年連続受賞 = ◎まぐまぐ大賞 2019  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 資産運用(株式)部門 第2位 → https://www.mag2.com/events/mag2year/2019/category/asset-stock.html ◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2017  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 10年連続で『総合大賞』 06年~08年はマネー部門賞第1位 → http://melma.com/contents/moy2017/ ====================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判 断でなさるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除はご自身にてお願い いたします。登録解除用のURLをメルマガ最下段に記載しておりますので ご利用ください。 ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さ い。 → http://www.aqua-inter.com/ ●当メールマガジンに掲載された記事を許可なく転載すること及び第三者への 転送を含む再掲示を禁じます。 ====================================================================== 発行:アクアリンクス株式会社 関東財務局長(金商)第2282号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━